肝臓の話

 肝臓の変換作業について前号の記事で少しまとめましたが、私たちの身体は、とても神秘的で、人間が介入する余地がないというのが、体験や、研究を通して感じることです。肝臓の働きは、生理解剖学の本などに、解説されていますが、「人体で一番大きい臓器で、吸収した栄養素を加工したり、有毒物質を解毒したりするほか、胆汁をつくる働きをもつ」などと、こんな感じに書いてあります。
もう少し詳しく言うと、肝臓は、肝鎌状間膜(かんかまじょうかんまく)で、右葉と左葉の二つに分かれており、右葉が左葉より大きい。
 どちらも、数千個の肝小葉(数十万個の肝細胞が集まってできた六角柱の形をした組織)からできている。胆管と呼ばれる細い管が肝臓中を網の目のように走っている。

(以下は、生体異物排除システムの機能を支援する機構より転載)私たちヒトを含めたセキツイ動物は、体内成分に由来するものか外来性のものかの種類を問わず、様々な化学物質が体内で過剰に蓄積することで引き起こされる障害を未然に防ぐ機構を備えている。肝臓で行われる解毒代謝はよく知られた例で、多種類の低分子有機化学物質の体外への排除に関わっており、非自己タンパク質などの高分子有機化合物を排除する免疫系とならんで生体の恒常性維持にとって欠かすことの出来ない機能である。したがって、肝臓のもつ生体異物排除システムの機能がどのようにして正常に保たれているのかを知ることは、恒常性を維持するために生命が備えている生存の根本に関わる仕組みの一つを知ることにもつながる。 肝細胞は、異物排除システムを構成するタンパク質の機能が十分に発揮出来るように細胞内の環境を整える調節機構を備えている。例えば、体内や体外の環境の変化(化学物質の体内への侵入、ホルモン量のバランス、発達段階や加齢、など)を見極めて適切な時機に遺伝子の発現を制御したり、生合成したタンパク質を適切なオルガネラに配置するなどの様々な活動を行っている。肝細胞の極性肝細胞のもつ極性の重要性について 下に示す図は、肝臓の基本単位である肝小葉の組織構築を模式的に表したもので、Bloomらにより1975年に出版された組織学の図版に手を加えたものである。肝門脈と肝動脈から肝臓に流入した血液は、肝小葉内で混ざりあって中心静脈へと向かう間に栄養分や酸素を肝細胞に供給し、それと同時に肝細胞内で処理された物質を受け取って全身へと運んでいる(赤矢印)。列状になってならんだ肝細胞の隙間では細胞膜が変形して血液から隔離された状態で微小胆管が形成されており、肝細胞から分泌された胆汁が微小胆管を移動して小葉間胆管へと流入する(青矢印)。小葉間胆管は集合して最終的に総胆管となり胆のうを経て十二指腸へとつながっている。
肝細胞に視点を移してみると肝細胞の細胞膜は、類洞と呼ばれる血液で充たされた空間に面した側と微小胆管と呼ばれる肝細胞の隙間に面した側で、膜を構成するタンパク質の種類や膜の機能が異なっており二極化している。この性質を一般に極性というが、生体の恒常性(ホメオスタシス)の維持にとって肝細胞が極性を正常に維持することがきわめて重要な側面を持つ。 肝細胞は、血液から受け取った様々な物質のうち不要なものを適切に処理して有害性のより低い化合物へと解毒代謝して細胞外に排出している。肝細胞で代謝された化学物質のうちのあるものは胆管に輸送されて糞便とともに体外に排出され、別のものは血流に送り出されて腎臓でこしとられて尿中に排出される。ここで注目すべきは、胆管側へ排出される代謝物と血管側へ排出される代謝物が選別されていることである。例えば、肝細胞で代謝されたステロイドホルモンのあるものは血液に送り返されて腎臓から排出され、ヘモグロビンなどのヘムタンパク質が破壊されて生じたビリルビンや甲状腺ホルモンは、グルクロン酸抱合体となり胆管側に排出される。(以上転載文です。) 
本天狗鍼灸整骨院さんのHPより転載

身体を後ろからみると、
 肝臓の変換作業は、多くのエネルギーを生み出している。生体内原子転換、常温で、原子力発電をしている!!!!!マグネシウム→鉄クロロフィル→ヘモグロビン(肝臓が不健全だと、この変換ができない)→貧血でんぷん、糖類→グリコーゲン(肝臓が汚染されているとグリコーゲン (glycogen) を合成できない!)→→筋肉の問題(グリコーゲンは筋肉に必要な食べ物)グリコーゲン (glycogen) 肝臓と骨格筋で主に合成され、余剰のグルコースを一時的に貯蔵しておく意義がある。糖分の貯蔵手段としてはほかに、脂肪とアミノ酸という形によるものがある。 脂肪酸という形でしかエネルギーを取り出せない脂肪や、合成分解に窒素代謝の必要なアミノ酸と違い、グリコーゲンは直接ブドウ糖に分解できるという利点がある。 ただし、脂肪ほど多くのエネルギーを貯蔵する目的には向かず、食後などの一時的な血糖過剰に対応している。 グリコーゲンの合成・分解は甲状腺、膵臓、副腎がそれぞれ血糖に応じてチロキシン、グルカゴン及びインスリン、アドレナリンなどを分泌することで調整される。 なお、肝臓で合成されたグリコーゲンと骨格筋で合成されたそれとでは分子量が数倍異なり、前者のほうが大きい。マグネシウム (Magnesium) は原子番号12の金属元素。元素記号はMg。植物の光合成に必要なクロロフィルの構成要素として知られ、また、ヒトの生命維持にも必要な元素である。苦い味に由来して苦土(くど、bitter salts)とも呼ばれる。クロロフィル (Chlorophyll) は光合成の明反応で光エネルギーを吸収する役割をもつ化学物質。葉緑素(ようりょくそ)ともいう。光合成において、クロロフィルは光エネルギーを効率よく吸収して化学エネルギーへと変換する、光アンテナとしての役割をもつ。光を吸収して励起され、励起電子を放出する。クロロフィルa から失われた分の電子は水を酸素に酸化することで補充する。ヘモグロビン(hemoglobin)とは、ヒトを含む全ての脊椎動物や一部のその他の動物の血液中に存在する赤血球の中にあるタンパク質である。酸素分子と結合する性質を持ち、肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っている。赤色素であるヘムをもっているため赤色を帯びている。
オキシヘモグロビン(酸素と結合したヘモグロビン) と デオキシヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)、二者にの構造的な分歧酸素と結合したヘモグロビンはオキシヘモグロビン(酸素化ヘモグロビン)(oxyhemoglobin)、酸素と結合していないヘモグロビンはデオキシヘモグロビン(還元ヘモグロビン)(deoxyhemoglobin)と呼ばれる。ヘモグロビンの機能血中酸素分圧の高いところ(肺)で酸素と結合し、低いところ(末梢組織)で酸素を放出する。また、pHが低く二酸化炭素が多い環境下では、水素イオンまたは二酸化炭素が結合してヘム間相互作用を阻害する結果、酸素との親和性が下がる.1つのヘムに酸素が結合するとその情報がサブユニット間で伝達され、タンパク質の四次立体構造が変化し、他のヘムの酸素結合性が増えより酸素と結合しやすくなる。このことをヘム間相互作用といい、酸素運搬効率を高めている。さらに、嫌気的解糖(酸素が少ない環境下での、酸素を用いないブドウ糖の分解によるエネルギー産生)の中間代謝産物であるグリセリン2,3-リン酸(2,3-diphosphoglycerate:2,3-DPG)がβサブユニット間に結合することによっても酸素との親和性が下がる。ヘム間相互作用と、それに拮抗して働く水素イオン、二酸化炭素、2,3-DPG効果のためにヘモグロビンの酸素解離度曲線はシグモイド状になり、酸素分圧が高い肺胞毛細血管では酸素と結合しやすく、酸素分圧が低く、二酸化炭素濃度が多い末梢組織では酸素と解離しやすくなっており、効率よく酸素運搬が行われる。一酸化炭素は酸素よりもはるかに強い親和性でヘモグロビンと結合するため、酸素運搬を阻害して毒性を発揮する。一酸化炭素の結合したヘモグロビンは光を照射することで、結合を切ることができる。ヘモグロビンは脊椎動物に固有のものではない。動物界や植物界を通して見れば、酸素に結合し運搬を行う様々なタンパク質が存在する。また真正細菌、原生生物界、菌界などでも、可逆的なガス結合を行うと見られる配位子を含んでいる、ヘモグロビン様のタンパク質が存在する。(以上ウィキペディアで調べました。)リフレクソロジールームママキッチン

☆ Body knows the future ☆

からだの声に耳をすませばいいの?声って何?この「瞬間」からだのそこかしこが、どんな風につながって、そしてすべての組織や育みを、足は大地に伝えているんだろう。手には何を携えているんだろう。網膜に映る現実を、心にどう伝えているんだろう。内なる「目」で、どこに心地よさがあるんだろうって感じて。ほらほら!「生きる」こと、楽しみに待っている「細胞たち」がある。そうなんだね。からだは未来を知っている。