ブルーサファイアの国の王女さまの物語をどうぞ。汚れを払う水瓶の七色に輝く水が出てきます。
青い石の物語。
女王ブルーサファイアが、
ある時、人々にこう言いました。
神の世界はどこにあるのかそれを示せ。と、、、、
そこは、静寂と永遠の世界。
美意識と直結する世界でもある。
その聖域を自ら表したものに、
王の位を授けようというのです。
王位を得られるチャンスを逃すものかと、
人々は、我先に女王に会見を申し込みました。
ところが、女王は誰一人とも会おうとしません。
ある時、浮浪者が王位継承を狙う貴族たちの元に現れました。
手には、美しく七色に輝く水が入った水瓶を持っています。
浮浪者は、貴族たちにこう言いました。
これは、汚れを払う水です。
もしもあなたの心に邪悪な気持ちがあるならば、
この水によって示されます。
聖なる心を持つものは、この水を飲むことで、
聖域を制することができるでしょう。
貴族たちは、浮浪者が言うことなど、聞く耳を持たぬという態度で、
ここはお前のようなものが来るところではないと、
追い払おうとしました。
その瞬間、浮浪者は、その水を一気に飲み干したのです。
すると、それまでの薄汚い衣は、
金のローブに変わりました。
美しいブルーの瞳は、天界を表すかのような優しい微笑みを浮かべています。
この変貌に仰天した貴族たちは、
我先にその水瓶を取り合いました。
水瓶には、不思議な力があって、
飲んでも飲んでも、またお水が湧いて出てくるのです。
しばらくすると、ほとんどの貴族たちが、
その水を飲んでしまいました。
ところが、貴族たちの姿は消えてしまい、
そこには、美しいブルーの石が山積みとなったのです。
美しい若者に変貌した浮浪者は、
金のローブに、美しいブルーの石を包んで、
女王に献上しました。
女王は、この国を守ってくれてありがとうと、
その若者に、王位を授けました。
献上されたブルーの石は、
お城の門の中央に王家の象徴として、飾られました。
そこを訪れる人々のために。。。
しばらくすると、その石の効力か、
人々は、満足することを知って、
末長く幸せに暮らしたそうです。
(終わり)
ブルーの石は、あなたに的確な判断と誠実性を与えてくれます。
人生の分岐点で的確な判断力をあたえてくれるのも、
この石の特徴です。
多くの人々の幸福を導き出す、壮大なスケールと視点を与えてくれます。
人の痛みや、苦悩に対しても理解者となって、
人々の信望も集めることでしょう。
ブルーの石からのインスピレーションで、
一つの物語が出来上がりました。
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