「サントリー1万人の第九 2011」生も死もなく永遠であると決意したときに、 永遠なる神のみもとに抱かれる喜びへと昇華する、 「魂の歌」を奏でるんですね。

ベートーベン第九の歌詞と音楽について、書かれているサイトを見つけました。ずっと小さい時から、商いをしている両親のもと育ったので、一般的な行事は、ほとんど縁のないものでした。「第九」もしかりです。やっと今の歳になったせいか、または、仕事が昔のように、肉体や精神を占領されろような忙しさではないからなのか。心と身体のバランスがとれて、心や視野が開けてきたのか、そのどちらもあるとおもいますが、世の中のことがすべて自分と深く関わっていることを感じるようになってきました。「サントリー1万人の第九 2011」をみて感動しました。今までの第九は知りませんが、私が今画面のなかに感じた第九は、鎮魂歌でありました。すべての存在は、生も死もなく永遠であると決意したときに、永遠なる神のみもとに抱かれる喜びへと昇華する、「魂の歌」を奏でるんですね。ベートーベン第九の歌詞と音楽についての解説が詳しく書かれています。時間のあるときに見てみたいと思い、記しておきました。今日TVで「特集:大阪と仙台結んで「サントリー1万人の第九 2011」 再生のあすへ、祈りを込めて」をみました。以下上記の毎日JPの記事より転載させていただきます。<From OSAKA To SENDAI> 大阪市中央区の大阪城ホールを主会場に、今月4日あった「サントリー1万人の第九」(毎日放送主催、毎日新聞社など後援)。東日本大震災の犠牲者の鎮魂と復興の願いを込めて、1万人超の合唱団がべートーベンの交響曲第9番を歌い上げた。29回目の今年は初めて仙台市青葉区の宮城学院女子大内に仙台会場を設置。宮城、岩手、福島の3県から集まった約200人の合唱団が、大阪会場の映像を見ながら「第九」「故郷(ふるさと)」で声を合わせた。【出水奈美、最上聡、仙台会場の写真は丸山博、大阪会場は小松雄介撮影】 ◇「高台へ」 福島在住の詩人、和合亮一さんが、自作の詩「高台へ」を朗読する中継映像で始まった。津波で骨組みだけになった宮城県南三陸町の防災対策庁舎前。「高台へ」は、最後までここから防災無線で住民に避難を呼び掛け続けた女性のことを詠んだ。 「高台へ避難して下さい、高台へ避難して下さい」。絞り出すような声が両会場にこだまする。佐渡裕さん指揮、スーパーキッズ・オーケストラの「G線上のアリア」が、魂を鎮めるように、穏やかに響く。 その後、仙台会場に移動した和合さんは、「いろいろな声が聞こえた気がした。『悔しい』『悲しい』そして『生きていってくれ』と。海の向こうにたくさんの人が旅立った。海のこちら側にいる私たちは命・魂を受け取り、理想を追い掛け、東北を再生させていかなければならない」と聴衆に呼び掛けた。 ゲスト歌手の平原綾香さんは、「第九」第3楽章の旋律を生かし作詞した「LOVE STORY」を歌い、1万人とともに「Jupiter」を熱唱。「震災後、私に何ができるのか考えてきた。仙台にメッセージを届けられて良かった」 ◇支えとなって 京都市交響楽団、兵庫芸術文化センター管弦楽団に加えて、今年は仙台フィルハーモニー管弦楽団も参加した。 佐渡さんは「今年の第九は、亡くなった人に思いをはせ、今生きていることを実感し、未来が明るく平穏であるように願う場だった。仙台会場の人たちがリーダーとなって、これから復興の歌を歌っていってくれたら」と話した。 仙台会場で司会を務め、合唱にも参加した宮城県出身の歌手、森公美子さん。「中学・高校で共に歌った同級生を津波で亡くした。その姿を感じて思い切り歌うことができた。被災地が前に進む支えになれば」と感極まった様子だった。 ◇妻よ、あなたの分も歌うから--大船渡の今野さん 「行ってくるよ」。この日の朝、岩手県大船渡市の今野建雄さん(69)は、妻まるこさん(62)の遺影に語りかけ、仙台会場に向かった。 建雄さんがいた自宅は高台で無事だったが、母の介護のため市内の実家を訪れていた妻は、母や弟とともに津波の犠牲となった。独りぼっちの生活。「半年間くらい夢を見ていた。現実が受け入れられなかった」 お盆を過ぎた頃から「このままではいけない」と思うようになった。復旧に携わるボランティアや自衛隊の献身的な姿に心を打たれた。近所の人が心配し差し入れを持ってきてくれ、独立した2人の子どもは毎朝必ず電話をくれた。 合唱は高校時代の同級生の影響で始めた。今年1月、自身が受付や管理の仕事をしている市文化会館「リアスホール」で行われた「けせん第九を歌う会」の演奏会に参加した。聴きに来た妻が感動してくれた姿を思い出した。「1万人の第九」の練習には仕事でなかなか参加できなかったが、自宅前で一人、練習を繰り返し、歌声を取り戻していった。 本番、間違えることなく、大阪の1万人の迫力に負けじと最後まで歌いきることに集中した。 「一心同体になった。震災後に、さまざまな人にお世話になったありがたみを余計に強く感じた」 泣かないと心に決めていた。しかし、アンコールの「故郷」。周りも、自分も涙した。「妻を連れてきたかった。もう一度、第九を聴かせてやりたかった」 自宅に帰った建雄さんを迎えたのは、納屋に保管してある人形の数々。人形劇団のボランティアに参加していたまるこさん。自宅は今、仲間の練習会場になっている。「これまで人形劇団は、2、3回手伝っただけでした。これからは本当の参加ですね」 建雄さんは、まるこさんの分まで、前を向いて歩き出した。============== ◇「1万人の第九 yell for TOHOKU」23日放映 小倉智昭さんを総合司会に迎えた今年の「サントリー1万人の第九」。熱気あふれる会場の様子に加え、佐渡裕さんと森公美子さんの被災地訪問や合唱団の練習風景などもたっぷりと番組でお伝えします。【放送日時】23日(金・祝日)15時55分~16時53分【ネット局】毎日放送(MBS)、東京放送(TBS)、北海道放送(HBC)、中部日本放送(CBC)、RKB毎日放送(RKB)、TBC東北放送(TBC)、IBC岩手放送(IBC)、テレビユー福島(TUF)以上転載文でした。サントリーの1万人の第九のHP

☆ Body knows the future ☆

からだの声に耳をすませばいいの?声って何?この「瞬間」からだのそこかしこが、どんな風につながって、そしてすべての組織や育みを、足は大地に伝えているんだろう。手には何を携えているんだろう。網膜に映る現実を、心にどう伝えているんだろう。内なる「目」で、どこに心地よさがあるんだろうって感じて。ほらほら!「生きる」こと、楽しみに待っている「細胞たち」がある。そうなんだね。からだは未来を知っている。