お盆にカマキリがこんなことを伝えにやってきた。「憎むなかれ」その憎しみはカラダやココロを蝕んでいくから。
人間て面白いぜ!
そう話してくれるのは、
カマキリさん。
お盆ということもあってか、
動物界の様々な生き物が、
人間にメッセージを持ってきているようですよ。
カマキリさんが選んでくれたオラクルは、「マナズ」
前々回も登場したオラクルですが、
「人間とは」をさらに語ってくれています。
Mannaz
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル
人間とは「故(ふる)きを温(たず)ねて 新しきを知る」もの。「温故知新」
「温故知新」とは、
過去の事柄や思想などを勉強し、
それを基に新しい道理や知識を見いだすという意味。
憎しみの歴史は、何を生んだのか、考えてごらん。
そういうカマキリさん。
ドラゴンが今日は君を導くから、調べてみたまえ。
ですって。
ドラゴンって、龍のこと?
サロンや自宅には、中国伝来の龍の縁起物が、
集まってきていて、中国を含めた東洋では、
とっても良い兆しを表すもののようです。
神様の使い。加護神。古来より雨・水を操る神獣とされる。
東洋の捉え方は、とっても包括的。
人間の深層深く潜り込んで、善悪、真実や嘘、光や影、
などなど二元性を乗り越えた世界からやってきています。
それに比べて、
西洋のドラゴンは、邪悪さと戦う二元性の象徴のようですね。
西洋のドラゴンにまつわる象徴をみてみました。
ラテン語のドラコーdracoは、蛇と竜の意味があって、
ハリーポッターのドラコ・マルフォイ(スリザリン生)って、
ラテン語で悪人のmaleficusの苗字。
父親は、ルシウス(ルシファーは悪魔とされている)で、
母親は、ナルシッサ(ギリシャ神話のナルキッソス)。
ナルキッソス虚栄心が強く、神の罰を受けた若者のこと。
どうやら、聖書と深く関連があるようですね。
「信念を惑わす者」
「良いもの」vs「悪いもの」
この構図が、様々な戦いを生んできた西洋の歴史です。
創世記から、その物語が始まります。
ドラゴンは、いつの間にか悪者にされ、
「ドラゴン退治」のように、モンスターをやっつけるお話はいっぱい。
宗教の争いごとも、お互い異教(モンスター)を排斥することから、
世界中を揺るがすことに発展しています。
そして、もっと内なる部分にも、
この二元性は浸透していて、
心の中にある「悪」と「破壊」が、「良心」を蝕むという、
「恐怖心」をあおるお話です。
ドラゴンは、いつの間にか悪者にされてしまいましたが、
もっと深く探っていくと、西洋的象徴は、
人間の弱く無防備な意識を表出して、
飲み込み破壊することで、
魂の深くにある「絶対性」を、
私たちに示していると考えれば、
東洋も西洋も同じ根っこを持っているんじゃないかなと思う次第です。
さあ、カマキリさん登場で、
いろいろ伺えましたね。
そもそも、言い伝えとは、物事には両面あることを示しています。
カマキリにしても同様で、
「勇気の象徴」であったり、それが過ぎると「貪欲性」「攻撃性」を表したりします。
日本に、古くからある、
「ちょうどいい」という言葉が、
「調和」や「平和」を作ってくれるに違いありません。
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