映画『RED/レッド』 経験は人生の勲章
元CIAのトップエージェントのフランク・モーゼス(ブルース・ウィリス)は、静かな引退生活をしていた。唯一の楽しみは、年金課の担当であるサラ(メアリー=ルイー・パーカー)との電話の会話。しかし、かつて関わった秘密の任務が原因でCIAから狙われるハメに…。フランクは、CIAから、コードネーム“RED”(退職者した超危険人物)と呼ばれていたかつての“仲間”たち(モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ)の元へと向かい、CIAが守ろうとする巨大な陰謀に対抗する。さらに元MI6の美人スパイ(ヘレン・ミレン)や旧ソ連のスパイも加わり、事態は予想もつかない結末を迎えようとしていた――。レビューを紹介します。
『RED』の本当の意味は、決して、引退した危険な年金生活者じゃないのよ。コレは、映画化に当たって、こじつけて付けられただけなんですって。兎に角、ブルース・ウィリス演じるフランク、強くて頼もしい。引退して、年金相談窓口の担当者サラと電話で話すことを楽しみに暮らしている・・この姿がまた何とも愛らしいんだけど。いざ、襲撃を受けた時の反応ったら。そりゃあもう、若造は敵いません~ってくらい圧倒的に強い。そして人望が厚い。巻き込んでしまってであろうサラを助けに行く過程なんて、確かに、サラ自身は助けられていると言うより、拉致監禁されているとしか思えないだろうけど、平凡な毎日に飽き飽きしていて、冒険願望が有った彼女にはぴったりじゃない?彼のペースでどんどん進むので、あっけに取られて、次はどこ?この人誰?状態のサラの目線がそのまま見ている私たちの目線なのも面白い。で、末期癌患者のモーガン・フリーマン演じるジョーや、過去の人体実験により壊れているくせに鋭いジョン・マルコヴィッチ演じる危険なマーヴィン が、いちいち面白いんだ!凄く良いキャラ。さらにオリジナルキャラのヘレン・ミレン演じるスナイパーヴィクトリアが加わったお陰で、過去のロマンスにまつわるロマンティックさも加わっていて、にくい!でもね、何より、予告でも影薄いし、ポスターには顔も名前も出てないけど、我らがカール・アーバン、もうね、出ずっぱりよ。彼の俳優至上、一番良い役かもよ?そりゃあ、フランクに出し抜かれるし、ぼこぼこにされるけど、それは、フランクが若くて、強そうな彼をライバル視したから。クールで、強くて、家族思いで、正義感も強くて、お茶目で何たって、「キュートなヘアスタイル」で、2番手に名前上げて貰って良い位の役よ。最後の決戦のシーンなんて、きっとそうなる!と思いながらもハラハラ。皆が彼に集中してたと思う。最近、ベテランと新人の友情物多いけど、コレもその一つに数えていいと思うわ。クレイジーで、何度も笑いが起こる映画です。楽しかったです。
大画面で観れるアクション・コメディ映画でスカッとしたいかたにおすすめです。原作はDCコミックのグラフィック・ノベル?ある夜、自宅で突如武装チームに襲撃され、逃げ延びたフランクは、自分が時々電話で話すセラ(メアリー・ルイーズ・パーカー)にも危害が及ぶことを察知し、彼女を(拉致同然に)救出する。調査の結果、襲撃にはCIAが絡んでいることがわかった彼は、かつての仲間たちを招集し、事件の裏に隠された真実を探って行く。昨日の敵は今日の友。集まった面々が面白い。イギリスの元M16の女性スパイ(ヘレン・ミレン)、ロシアのシークレット・エージェント(ブライアン・コックス)、CIA元上司(モーガン・フリーマン)、文明社会を忌み嫌う男(ジョン・マルコビッチ)。アカデミー主演女優賞のヘレン・ミレンが、ドレスのままハイヒールから軍のブーツに履き替えて、マシンガン(50 calibre)をぶっ放すのが壮快だ。そのイギリスのミレンとロシアのコックスが「粋な関係」というのもオトナの観客はにやりとさせられる。モーガン・フリーマンは、サージェント・ペパーズみたいな格好するし、ジョン・マルコビッチも、ピンクの豚のぬいぐるみを小脇に抱えてるのが可笑しかった。出演者はみんな40歳以上という希有なアクション映画。それでいてこんなに洒落たユーモアにとんでて、バイオレンスも過激じゃない、これはオトナ向けの娯楽映画である。以上レビュー参照
リフレクソロジールームmama-kitchen
現役を退いた元スパイが、人生を静かに送っていたが、事件をきっかけに、結集する。リタイア軍団(少数)が現役(多数)を相手に、殴り込みをかける。若さだけじゃだめなのよ!経験と技、勇気、知恵は、歳を重ねた勲章です。定年を迎えて、お家に引っ込んでしまうのは、みなさんもったいないと思いませんか。足の裏にも、人生の経験は、刻まれます。足の裏に刻まれた記録は、魂のスクリプトでもあるのではないでしょうか。そうであれば、唯一、この世を去るときに持っていかれるものでしょうね。ママキッチン
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