原子力エネルギーについて調べてみると、便利な生活のリスクがわかってくる!

原子力・エネルギー教育支援情報支援サイトのなかの人気コンテンツに解説書というのがありました。「環境・エネルギー・原子力・放射線」をテーマに、関連する事項の解説をしています。とても読み応えのある解説書なので、転載させていただきました。今回の震災で、報道のあり方が問われています。私たちには、冷静な判断力と、真実を知る方法が必要となってきます。その上で、これからの対処法が生まれてくるはずですし、一つの側面だけではなく、多面的に、この状況をとらえ、行動をどのように起こすべきか、知恵を出し合って、共有していくうえで、情報ネットは、非常に有効なものになります。
放射線の項目の「放射線と人体」には、下記の項目がある。放射線とは?
放射線とは、という項目の解説は下記になります。放射線とは?放射線は、原子や原子核がエネルギーの高い不安定な状態にされると、安定な状態に戻ろうとして余分なエネルギーを出すときに発生します。キーワード:励起、壊変、γ線
私たちの周りには見えもしないし臭いもしない放射線が天然に存在する(自然放射線)。地球誕生のときから地殻や海水に取り込まれて今なお消えないでいるウラン、トリウム、カリウム40などの放射性物質は放射線を出し続けているし、太陽や銀河から地球に飛び込んでくる宇宙線は大気中や土、岩石にぶつかり放射線を発生させている。
一方、原子炉や加速器を用いてつくられるのは人工放射線である。このうち、私たちに身近なものは医療で用いられる放射線であろう。
X線写真は胸部、胃、歯などの検診に不可欠だし、テクネチウム99mなどの放射性物質は生体の診断や治療で頻繁に用いられている。放射線を照射して材料を改良したり、器具を滅菌したりするなど、放射線の産業利用も多い。核爆発などで大気圏に舞い上がった放射性物質が降下してくるフォールアウトもあるが、これは無用な人工放射線の例である。
自然放射線も人工放射線も放射線であることでは同じである。したがって、量が同じなら人体に対する影響は同じ程度とみてさしつかえない。人工放射線は局所的に大きな線量を発生させることもでき、そのようなときは危険性があるので、管理に細心の注意を払う必要がある。線量が小さければ、自然放射線と同じように人体への危険はない。
さて、どのような物質も微視的に見ると、陽子(p)と中性子(n)からなる原子核があり、それを包み込むように電子(e)が取り囲んで原子をつくっている。なんらかの原因で原子核にエネルギーが与えられると、原子核は高いエネルギー(不安定)状態に励起される。そして一定の時間(半減期)を経て安定な状態に戻ろうとして壊れる(壊変する)。このような原子核の壊変によって余分なエネルギーが電磁波(光子)として放出されたものがγ線(ガンマ線)である。電子とニュートリノが飛び出すのがベータ崩壊で、この粒子をβ線(ベータ線)という(図1)。また、陽子2個と中性子2個のかたまり(Heの原子核)の形で飛び出してくるのがα線(アルファ線)で、これをアルファ崩壊と呼ぶ。
このように、原子核が励起されて粒子を放出できる性質を放射能と呼んでいる。放出されてくるエネルギーの高い粒子や電磁波が放射線である。また、原子核の周囲にある電子がエネルギーを得た結果出てくる電磁波はX線と呼ばれている。
人類が最初に知った放射線はX線(1895年、レントゲンが発見)であるが、以来α線、β線、γ線などの放射線があることがわかってきた。今では原子炉や加速器を用いて原子核を壊して、中性子、陽子、重陽子から始まってより重い多くの粒子を飛び出させることができ、それらはすべて放射線と呼ばれている。
<<図1>>原子核の励起
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☆ Body knows the future ☆

からだの声に耳をすませばいいの?声って何?この「瞬間」からだのそこかしこが、どんな風につながって、そしてすべての組織や育みを、足は大地に伝えているんだろう。手には何を携えているんだろう。網膜に映る現実を、心にどう伝えているんだろう。内なる「目」で、どこに心地よさがあるんだろうって感じて。ほらほら!「生きる」こと、楽しみに待っている「細胞たち」がある。そうなんだね。からだは未来を知っている。