アレルギー体質の方は、トマトを止めましょう!!

トマトの原産地は南米ペルー。日本には明治時代に渡ってきました。トマトは有毒であるという、ナス科の植物であるということを皆さんご存知でしたか?トマトはナス科トマト属の植物で、世界にはなんと約8000種類以上ものトマトが存在します。最初に栽培されたのは700年代の初頭で、アステカやインカの民であると言われています。スペイン人がラテンアメリカに到達して、ジャガイモ、とうもろこし、唐辛子、その他さまざまな植物の種をヨーロッパに持ち帰って栽培するようになりましたが、トマトも同様に1521年にアステカ帝国を侵略征服したコルテスたち一行によってヨーロッパに持ち帰られ、スペイン、ポルトガル、イタリアの地中海地域で好んで食されるようになりました。イギリスでは鮮やかな赤色がもてはやされた反面、毒があると信じられて"poison apple"、観賞用として利用されてました。「愛情の果実」"love apple"と呼ばれてほれ薬にされたこともありました。コルテスたちは、侵略され、殺戮され、自らの国土を剥奪され奴隷化されていった原住民の「毒リンゴ」としてトマトを献上品として与えられました。当時のシャーマンたちは、この毒が何世代にもわたって肝細胞を眠らせてしまう事を知っていたのです。観賞用から食用になったきっかけが16世紀のイタリア。イタリアは当時飢餓に苦しんでおり、それまでは有毒と思って口にしたこともなかったトマトを食べざるをえなかったといわれています。肝臓の細胞は眠ってしまい、肝臓機能は低下するため、細胞を増殖して行きます。これが肝肥大です。(ナポリターナリバーと医学的用語でもいわれているそうですが、トマトを多食する南イタリアにこの病気が多い)当然心筋梗塞や脳梗塞が多いそうです。トマトアレルギーも最近では多くなり、25%のイタリア人はアレルギーを持つとも言われています。
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1519年にスペイン軍がアステカ帝国を侵略したときに、スペイン人がヨーロッパ人としては初めてトマトのことを知り記録に残しています。
1575年になってフランシスコ会のベルナルディーノ・デ・サアグン修道士がアメリカ大陸について書いた著書の中でメキシコで見たトマトについて更に詳しい様子を伝えています。
アステカの一種族であるナファ族の女性がアユィ(aji = 赤唐辛子)とペピタス(pepitas = カボチャの種)、香草、そしてトマトゥル(tomatl)を混ぜてソースを作ったとサアグン修道士は書き残しました。この「トマトゥル」がトマトのことです。特別な宴会などで出される魚や肉の料理に限ってこのトマトソースは使われたといいます。
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ちなみにトマトゥルには赤いトマトと食用ホウズキの両方の意味がありました。現在のメキシコでも、緑色のトマトを意味する「トマト・ベルデ (tomate verde)」という言葉が食用ホウズキの名としても用いられ、赤いトマトは「ヒトマテ(jitomate)」と呼ばれています。
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トマトソースも登場するサアグン修道士の本の中では、スペインが滅亡させたアステカ帝国が如何に発達した文明を持っていたかが盛んに強調されていたためにスペイン国王の不評を買い、結局この本はスペインで発禁処分となってしまい、アステカのトマトソースのことがその当時に公にされることはありませんでした。
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トマトの語源は、サアグン修道士が記録したように古代アステカ語でトマトを「トマトゥル (tomatl = 膨らむ果実)」と呼んでいたことに由来しており、世界的にこの野菜を「トマト」と呼んでいます。
16世紀前半にスペイン人がトマトをヨーロッパに持ち帰り、スペインではトマトを「トマテ」と呼ぶようになります。
1544年にイタリア人博物学者のマッティオーリが著した『博物誌』の中で、トマトは「熟すと黄金色になる」と説明されたことから、イタリアではトマトを「ポモ・ドーロ(pomod'oro = 黄金の果実)」と呼ぶようになりました。現在でもイタリアでのトマトの呼び名はポモドーロです。イタリアではアラブ人が好んで食べていたナスを「pomi di mori(黒人の果実)」と呼んでいたことから、同じナス科植物のトマトもナスと同じ呼び名になり、後にそれが縮まってポモドーロになったという説もあります。
フランスでトマトは「ポム・ダムール(pomme d'amour = 愛の果実)」と呼びましたが、この呼び名は19世紀になるまで使われていました。
<参考書籍>シルヴィア・ジョンソン(1999)『世界を変えた野菜読本―トマト、ジャガイモ、トウモロコシ、トウガラシ』晶文社)内田洋子 (2003)『トマトとイタリア人』文藝春秋
橘みのり(1999)『トマトが野菜になった日―毒草から世界一の野菜へ』草思社 以上が転載文です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リフレクソロジールームママキッチン

☆ Body knows the future ☆

からだの声に耳をすませばいいの?声って何?この「瞬間」からだのそこかしこが、どんな風につながって、そしてすべての組織や育みを、足は大地に伝えているんだろう。手には何を携えているんだろう。網膜に映る現実を、心にどう伝えているんだろう。内なる「目」で、どこに心地よさがあるんだろうって感じて。ほらほら!「生きる」こと、楽しみに待っている「細胞たち」がある。そうなんだね。からだは未来を知っている。