映画「フィラデルフィア」人間の尊厳と愛「HIVで退職させられた弁護士」

フィラデルフィア (字幕版)がiTunesストアで100円だったので、ダウンロードしておきました。期待もなく観た映画で、深い感動をおぼえました。私たちの心の奥深くに潜んでいる、様々なテーマをも浮き彫りにしてきます。シリアスなテーマ「HIV」と「法」をとりあげながらも、友情、家族愛、尊厳、裏切り、怒り、恐怖、死など、これもまた人生で最大のテーマを折り込み、一つの作品として、仕上げたその熱意とパワーに圧倒されました。多数支配の自由民主主義の世界は、ともすると、小数派の哲学や尊厳を、暴力的に根こそぎ破壊してしまう恐れもあり、「法」のもとで、私たちは「尊厳」をどのように、敬意をもって現したらよいのでしょうか。アイデンティティを強く持つことの、重要性を感じました。
フィラデルフィア (1枚組) [DVD]
(2011/01/26)
トム・ハンクス、デンゼル・ワシントン 他

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amazonより【ストーリー】法律事務所で働く敏腕弁護士ベケットは、体調不良で検査を受けた結果HIV感染を宣告される。会社側は仕事上のミスをでっちあげ、彼を解雇。不当な差別と闘うためにベケットは意を決して訴訟に踏み切る。彼の毅然とした姿勢に心打たれた弁護士ミラーの協力を得て、ついに自由と兄弟愛の街フィラデルフィアで注目の裁判が幕を開けた…。『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督が“エイズ”というシリアスなテーマに挑んだ感動のドラマ。主演のトム・ハンクスはこの作品でアカデミー賞主演男優賞をはじめ多数の賞に輝き、ハリウッドきっての演技派として揺るぎない地位を獲得した。エイズと闘いながら、人間としての尊厳と正義のために裁判をおこしたエリート弁護士を、トム・ハンクスが迫真の演技で体現し、アカデミー主演男優賞とベルリン映画祭男優賞を受賞した感動のヒューマンドラマ。アンドリューと共闘する弁護士役には、同じくオスカー俳優のデンゼル・ワシントンが扮し、その「巧さ」を見せつけている。また、ブルース・スプリングスティーンが書き下ろした主題歌「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」(アカデミー主題歌賞受賞)など、サポートする音楽も秀逸だ。(伊東文恵)以上Amazonより転載トム・ハンクスの素晴らしさは、単に俳優としてだけでなく、その深い人間性の集結した人物像「ベケット」であると感じました。人間の深い愛、怒り、恐怖心、死について、深い洞察を、巧みなカメラワークや音楽で、彼らの演技と一つになって、美しく結晶化した作品。
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☆ Body knows the future ☆

からだの声に耳をすませばいいの?声って何?この「瞬間」からだのそこかしこが、どんな風につながって、そしてすべての組織や育みを、足は大地に伝えているんだろう。手には何を携えているんだろう。網膜に映る現実を、心にどう伝えているんだろう。内なる「目」で、どこに心地よさがあるんだろうって感じて。ほらほら!「生きる」こと、楽しみに待っている「細胞たち」がある。そうなんだね。からだは未来を知っている。