医道と美道はつながっている!総合的な人間学です。効果、効能ばかりに気をとられないで背景にある哲学に着目しよう!
病気と治癒について、人類はその発生から、何千年も、この身体とお付き合いしているのに、何にもわかってないんだろうか。現実をよく見てみると、スーパーのバッグと薬の調剤の袋を持った人が、たくさんたくさん行き交っているのね。たくさんの薬の山は、すべて身体の中に消費されてしまうでしょ。その薬で、病気が治っていたとしたら、病人は減って、お医者さんも減るはずなのに、街には、医者が増えるばかりの現実は、どう解釈したら良いでしょうね。知らず知らずに受けている治療法は、どんな理論や哲学に基づいて、行われているか、考えたことはあるでしょうか。私たちは、ただ便利に、病気が消えれば良いと思っているだけ?もし、身体が完全なる治癒の力を持っているという、理論や哲学に基づいて、症状に対してアプローチするとすれば、「薬」という概念は、そこには発生しないはずです。漢方も、歴史を遡っていけば、西洋医学的な漢方薬の扱いは、どこにもないことがわかります。本来は、医学というよりも、健康学、身体学という、フィールドで、何千年も伝えられてきた叡智の集合が、体系化されたものだと考えます。例えば、「腰が痛い」と言った時に、その対処の仕方が、理論、哲学の違いで大きく分けることが明白ですね。「痛い」なら「痛みをとる」という考え。「痛みを感じなくさせる」これで終わり。一分の診療で、国の保険も請求できます。「痛い」ということは何を意味するか?五感を使って診断します。「痛み」を訴えている人と、充分にお話して、その原因がどこにあるか、生活や考えの間違いをさぐります。これは、国の保険を使うことができない診療ですし、一日に数人しか診れないし、これを非生産的というべきでしょうか?漢方に通じるものは、五感以外に、その他、陰陽五行や四診などを使って診断します。(漢方医学参照)四診治療法を決定するためには四診(望、聞、問、切)を行う。望診(ぼうしん)医師の肉眼による観察。体格、顔色、舌の状態等。特に舌の観察をもとにした診断を舌診(ぜっしん)と呼び重要視される。聞診(ぶんしん)医師の聴覚、嗅覚による観察。患者の声、咳の音、排泄物の臭いなどから診断する。問診(もんしん)漢方独自の概念はあるものの、基本的には西洋医学と同様に家族歴、既往歴、現病歴、愁訴を問う。西洋医学よりも詳しく、一見無関係な質問も行い、全身状態の把握に努める。切診(せっしん)医師の手を直接患者に触れて診察する方法。脈の状態から診断する脈診(みゃくしん)と腹の状態から診断する腹診(ふくしん)が特に重要である。以上(漢方医学より抜粋)自分の身体を大切に思うなら、どの理論や哲学を選びますか?具体的な処方や、効用だけに目を向けないで、その背景まで見通す眼力が、現代社会には必要ですね。病気の時だけ行くお医者さんって、不思議な職業です。国民が健康で良く働けば、国も豊かになるのに、健康な人間とは、どういうものなのか、人間の総合的学問がないのも、不思議です。
http://www.flickr.com/photos/zachd1_618/5010039548/私は長年、生きている「人間」の美しさ,造形美学を、人体の美しさの科学分割を発明した師について、学んできました。私たちの身体の表現(姿形)は、内面の表出です。ですから、内面を見ずに、外面のみを扱うことはできません。カットで、お顔の周りをデザインするときも、横顔に現れる、その人の知性につながり、どのようなデザインにしたらよいのか、コミュニケーションをはかっています。この仕事は、とっても面白いんです。美容師を自分の道として選んだら、是非こんなことも体験してほしいなあと思っています。リフレクソロジールームママキッチン
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